あらゆる技術を身につける方法

「できない」にもいろんなタイプがある。僕は3タイプに分類できると思う。

①知識不足によるできない

②技術的なものでできない

③知識不足+技術的なものでできない



①から③まで順を追って説明する。

①知識不足によるできない

できないには理由がある。①の場合は、「知らない」から「できない」である。例えば、近頃、家電の設置に関するクレームの電話が製造元に来るみたいだが、これなんかは、①の例だろう。家電の設置の仕方は、ほとんどの人は、正確には、知らない。だから、家電とともに説明書がついてくる。クレームの電話を入れる人は、説明書を読まない。だから、電話を入れる。説明書を読めば、設置に関する知識が載ってあるから、設置はできますね。

②技術的なものでできない

②の場合は、「技術がない」から「できない」である。例としては、サッカー、自転車に乗るである。サッカーは技術的な要素と身体的な要素、大きく分けて二つに分類できるのだが、技術的な要素は年齢が伸びるにつれて、上げにくいとされている。でも、長期間、技術的な練習をすれば、だれでも、ある程度のレベルまで上げていける。僕も、高校のとき、サッカーをしていたのだが、毎日、全体練習が終わったあとに、同じ練習メニューをしてたら、知らない間に上手くなった。脱線するが、才能がないから、自分にはできないという人は、1,2回しただけで、脱落したケースがほとんどだと思う。これも②のケースである。

③知識不足+技術的なものでできない

③の場合は、①と②の複合。小説家は③のケース。まず、小説家は、書く技術がいる。それと、書くためのネタ(自分の体験、知識)がいる。②もそうだが、③は最初からできるという状態は、考えられない。失敗を重ねながら、進んでいく。

①から③まで書き終えた。自分のできないが①から③のどれに分類されるのかを考えてほしい。見てわかると思うが、①以外は、できるまでが長い。技術的なものを習得するとは、多くの失敗の上に成功があるということだ。