向いている仕事を見つけるヒント
前の記事で「好きなことで稼いでる人」という記事を書いた。
今日は、その追記。
好きなことで稼ぐことを考えるとき、やはり、自分にとって一番好きなことを仕事にしようと考えるだろう。
でも、僕の尊敬している人たちは二番目に好きなことを仕事にしている。
始めに、ビートたけしさんの名言を...。
成功の秘訣は、いちばんなりたいものじゃなくて、その人にとっては二番目か三番目の、違う仕事に就くこと。自分にはもっとやりたいことがあるんだけど、今すぐにそれをできる能力はないから違うことをやってます。それぐらい自分を客観的にみられるやつのほうが、成功する可能性は高い。
タモリさんも、最初、ジャズの演奏者になろうと思ったけど、ジャズの演奏前の司会がすごく上手くて、結局、芸人になっちゃったし、バナナマンの設楽さんは、芸人になる前、そこまで、お笑い番組とか見てなかったみたいけど、売れちゃってるから、やっぱり、好きすぎるものを仕事にしても成功するとは限らない。
ていうのも、たけしさんの名言にもあるように、一番目のものより、二番目、三番目のほうが客観的に見れるのだ。
稼ぐという観点から言っても、主観的より客観的のほうが有利だ。なんせ、稼ぐというのは、相手あってものだから。
先に挙げた三人の芸人は、新しいお笑いを作り上げた人だと思う。
たけしさんで言えば、毒舌。タモリさんで言えば、形態模写。設楽さんで言えば、ボケツッコミのないコント。
この三人は、お笑いのことが好きではあったけど、他にもっと好きなことがある。
あるいは、そこまで、執着しない。
だからこそ、一番目にお笑いが好きで、やってる人に勝ってしまう。その人たちより、お笑いに対して、思い込みや先入観がない分、自由な発想ができる。
仮に、失敗しても、同じものを提供しないで、次の方程式を出していく。
たぶん、好きすぎるとこれができない。自分が正しいと思ったことを承認されるまで、出し続けてしまう。
たぶん、お笑いに限った話ではない。
案外、一番好きなものを仕事にするより、好きなものの中で、一番向いているものを、仕事にしたほうが、成功しやすいかもね。